小林おもひ人
プロフィール/Plofile
1975年4月26日生まれ。小林市堤在住。趣味は家にいないこと。 嫁と息子2人の4人家族。
家の周りは大自然。少年時代は、毎日が大冒険でした。
小林に生まれ育ち40年になります。私の生まれ育った場所は豊かな自然に囲まれ、霧島連山や田んぼが一面に広がる田舎です。一年を通して「音」の変化もあり、夏になればカエルの合唱、冬になれば霧島山の風の音…四季折々のメロディーを奏でます。
こんな『まち』での日常は毎日が冒険の連続!日が暮れるまでロケット花火を山や川にぶっ放す。それを見ていた近所のおじさんが私の坊主頭に鉄拳をぶっ放す。そして帰りの遅い私が家に帰れば父がさらに鉄拳をぶっ放す。そんな大冒険の毎日を過ごしていました。
大人たちはやさしさも与えてくれました。寒い季節の登校は骨まで寒くなります。それを見ていた近所のおじさんは、自宅の庭先の焚火に私を迎え入れ、暖かい火にあたって学校に向かわせてくれました。
仕事も遊びも全力。毎日を精一杯生きることで見えてきたもの。
地元の大学を卒業後、地元の組合に就職しました。仕事柄、飲み会も多く最後まで語り合い二日酔いの日々。そこで年を重ねていくうちに沢山の人と出会い、色々な企画にも声をかけて頂くようになりました。俺って地元でこんなに期待されてるの?と思いながら精一杯できることをやってきました。時には家族に白い目で見られましたが、それでも地元のために楽しむんだ!やってやるんだ!といつも心に決めていました。息子二人が少年野球を始め私は審判に精を出し、妻は身の回りの世話にひっちんぱったん。子どもを授かりたくさんの人から支えられることも多くあります。
―――君がいて僕がいる―――
これはオヤジから受け継いだ私が一番大事にしている言葉です。自分一人では何事も限界がある、周りの人の手助けにより自分は支えられている感謝の気持ちを忘れることなく、毎日を過ごせと。気がつけば私は地元の人たちから育てられていました。
今こそ「君がいて僕がいる」。「住民力」をキーワードに、まちを皆で盛り上げよう。
今までまちづくりは、住みよい小林の実現に向けて行政が主導して計画を練り運営してきたと思います。しかし、小林に住む私たちの暮らしも多様化していますよね。少子高齢化や環境問題など、今までにない多くの問題も出てきました。そこで必要となってくるのが、『住民力』です。今回の「てなんどプロジェクト」のように住民参加型の新しいまちづくりが大切になってくると思います。ずっと住み続けたい小林を作るにはすべての住民の協力が必要になってきます。そう、「君がいて僕がいる」が今こそ必要なのです。
皆でてのっせ小林を盛り上げていっが!