名水百選

環境庁は、日本全国に存する清澄な水、特に湧水と表流水について、優れた水の再発見に努め、国民一般にそれを紹介し、認識普及を図ることをねらいとして、昭和60年「名水百選」を選定した。選定の基準は、(1)「水質・水量・周辺環境・親水性の観点から見て状態が良好」、(2)「地域住民等による保全活動がある」の2点を必須条件とし、他にも(3)「規模」、(4)故事来歴、(5)希少性・特異性・著名度などを勘案するということであった。全国784件の中から宮崎県では出の山湧水とともに綾川湧水群が「名水百選」に選定された。更に平成元年には、同じく環境庁より出の山一帯が「ふるさといきものの里」に認定された出の山から湧き出る小川にはカワニナが多く生息して蛍の生息に適しており、6月にはゲンジボタルの乱舞が見られることとその保護に対する取組みがすぐれていることが選ばれた要因であった。

出典・参照

小林市史

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